CryptolessNFT.com ニュースレター 2022年10月18日号 – 広報レッスン:「ブランドイメージ」を高めるために意識すべき「ブランディング戦略」について/《再掲》新サービス「SNS運用代行」リリースのお知らせ/《再掲》新型詐欺注意喚起のお知らせ

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本サービスをご利用中のお客様にNFT関連トピックをお届けするため、一斉配信にてニュースレターを差し上げております。今回は、NFTアーティストとしての「ブランドイメージ」を高めるために意識すべき「ブランディング戦略」について、解説をさせて頂きます!


NFTの広報レッスン – 「ブランディング」によって、適切な「ブランドイメージ」を作るための舵取りをしよう

今回は、広報を行う上で基本的で、かつ非常に重要な要素である「ブランディング」についてお話を致します。


ブランディングとは?

ブランディングとは、作品、アーティスト、商標、等が持つ「ブランドイメージ」を高めるための戦略的取り組みのことを指します。

「ブランド」と聞くと、いわゆる「ハイブランド」系ファッションと言われるような、ルイ・ヴィトンやエルメスのバッグなどを思い浮かべる方々が多いと思いますが、これらのハイブランドのバッグが持つ「高価」「洗練」「上質」といったイメージのことを「ブランドイメージ」と呼びます。

ブランドイメージは、必ずしもハイブランドに関連したイメージだけではなく、例えば健康食品の「安心・安全」といったイメージや、100円ショップの「安い・手軽」といったイメージも含まれます。そして、これはアートの世界でも同じことが言えます。

例えば、以前Foundationで複数のNFTを販売していた落合陽一氏はメディアへの出演も多く、「知的・最先端・ハイテク」といったイメージを抱かれやすいのに対し、バンクシーはその活動の多くが謎に満ちており、「ミステリアス・不思議」等といったイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実は、あなた自身のアーティストとしての「ブランドイメージ」も、日ごろのSNSでの活動や、ホームページの内容などから、無意識に作り上げられている可能性があります。

更には、ブランディング次第であなたの作品が「上質なアート」とも「安っぽいアート」ともイメージづけられる可能性があるとも言えます。

ブランディングを行わないとどんな危険が?

この「ブランドイメージ」は、ブランディングによって適切な舵取りを行わないと、思わぬ方向に進んでしまう可能性があります。

例えば、NFTの出品価格の設定。「なかなか売れないから、出品金額をもっと下げよう」と考えたことはありませんか?確かに、出品金額を下げればその分購入者にとっての購入ハードルが下がり、最初は売れやすくなるかもしれません。ですが、低い金額で作品がいくつも売れてしまうと、次第に「あのアーティストの作品は安い」という安っぽいブランドイメージにつながってしまう危険性があります。

もちろん、作品をとにかく安く売ることを目指しているのであれば問題ありませんが、そうでないのであれば、「安いアートブランド」という意図せず作られてしまったブランドイメージが将来的なアート活動上の邪魔になってしまう可能性があることを心に留めておきましょう。

その他の例として、本来手書きの作品を一点一点丁寧に作るスタイルで活動してきたアーティストが、NFTで作品を販売するために方向性を大きく変え、シンプルなドット絵やレイヤーを使用した自動生成アート等の大量生産型アート(いわゆる「ジェネラティブ・アート」)に手を出して、本来の作風をおろそかにしているケースをよく見かけます。

これらの安易なアートは時として「商業的・お金目当て」といったイメージで見られるため、これまでひたむきな思いでアート作品を作り上げてきたにも関わらず、その本来の持ち味や情熱がブランドイメージとして表に出ていかなくなる可能性があります。

ブランディングで意識すべきポイント

それでは、ブランディングを正しく行うために意識的にチェックすべきポイントを具体的に見ていきましょう。

・金額設定は適切か?

作品が中々売れないから、と言って出品金額を無暗に下げてはいないでしょうか?知名度を高めるために、初回作品を敢えて安価に出品したり、Airdropによって無償配布することももちろん戦略としてはOKです。ですが、継続的に安売りをしてしまうと「安いアート」というイメージが植えつけられ、後々金額を上げることが難しくなってしまう可能性があるので、要注意。

・作風やプロフィール画像などに統一感はあるか?

NFTマーケットでは一人のアーティストが、イラストも描いて3DCGも作って、そしてピクセルアートやジェネラティブアートまで販売して…と様々なスタイルのアートを手掛けているケースをよく見かけます。色んなスタイルに挑戦をして可能性の幅を広げたい気持ちはわかりますが、これではかえって逆効果です。

古今東西「なんでも屋」は無個性だと見なされるとともに、情報過多になってしまうことで、そのアーティストならではの一番の持ち味=ブランドイメージが薄れてしまいます。そうなってしまわないよう、最も得意なスタイルにのみ絞って出品をすることが大切です。

※どうしても複数スタイルの作品を出品したい場合は「コレクション」分けを活用して少なくともコレクションごとの統一感を持たせるようにしましょう。

・コミュニケーションスタイルは適切か?

一般的にNFT世界では、他のアーティストやコレクターとSNSを通じて密にコミュニケーションをとり、コミュニティ形成に励むことが大切だとされています。これは、確かにその通りなのですが、場合によっては密なコミュケーションはあなたのブランドイメージを損ねてしまう可能性があります。

例えば、謎に包まれたアーティスト「バンクシー」。そんな彼が急にテレビに頻繁に出るようになったりしたら、ちょっと興ざめに感じませんか?このように、敢えて「ミステリアス」「職人気質」「天才肌」等といったブランドイメージを作りたい場合は、意図的にツイート投稿や他のアーティストへのリプライを控えて「多くを語らない」スタンスをとることも有効かもしれませんね。

・ターゲットは国内か?海外か?

ターゲットとする客層は国内コレクターか、それとも海外コレクターか。このような客層ターゲティングについて考えたことが無かった方は、この機会に見直してみましょう。

国内のファン向けに出品をしているのにずっと英語で宣伝をしていても言葉を理解してくれるファンは少ないかもしれませんし、世界のコレクター向けに発信をしているのに日本語ばかりで投稿をしていたら作品の魅力を100%伝えることは難しいですよね。

地域だけでなく、年齢層やライフスタイル等、多くの点でターゲットを意識することが大切です。

・出品先マーケットプレイスは適切か?

また、どのNFTマーケットに作品を出品するか、というマーケット選択がブランドイメージに影響を及ぼす可能性も少なからずあります。

例えば、一般的なOpenseaやRaribleでは、一つの作品につき何版も複製NFTを頒布・販売する大規模プロジェクトが活躍していることから、「商業的」といったイメージを持たれる傾向があるのに対し、1つの作品につき1点のみしかNFTを販売できないシステムであるFoundationは、よりアート特化型のマーケットと見なされ、それによりFoundationで取引をされている作品は、アート性が高いNFTというブランドイメージを纏う傾向があります。

またFoundationはもともと招待制だったため、また出品の際に発生するガス代が他のマーケットよりも割高なことから登録アーティスト数が少なく、それによりFoundationで活躍しているアーティストはNFTアート界でもプレミア的存在として一目置かれるようです。

この機会に、新たにFoundationでも挑戦してみたい、という方は是非メールにて担当までお声がけください!

今回は、ブランディングについて解説をしてまいりました。日々の広報や、今後の出品戦略計画を行う際に、ぜひブランディングについても意識的に考えてみていただけますと幸いです!


《再掲》新サービスのご紹介

Twitterアカウント運用代行サービス提供開始のお知らせ

かねてより、Twitterの運用に不安があるため運用代行をお願いしたい、といったリクエストを非常に多くいただいておりました。これまでは、プライバシーポリシーに基づき、お客様自身のTwitterアカウントについては当サービスは運用代行を行えない、としてお断りをしておりましたが、今回はサービス見直しにより、別の方法でTwitterアカウント運用代行を提供することが可能になりました。

提供が可能になったのは、お客様のNFT紹介用Twitterアカウントを新たに作成し、お客様と共同管理をする、という方式での運用代行です。

お客様の通常用アカウントと分離して運用することで、一層NFTに特化した情報提供を行うことができるようになるというメリットと、当サービスが介入することにより、より高頻度かつNFTマーケット向けに最適化したツイート戦略によってツイート投稿を行うことができる、というメリットが期待できます。

また、作品の出品タイミングやプレスリリース、Airdropの実施などを含めてより包括的に、タイムリーに作品紹介を行っていくことができるようになることも大きなメリットとなるでしょう。

本サービスについてご興味のあるお客様は、本フォームページ「お問い合わせ」フォームよりご連絡をいただけますと幸いです。


《再掲》注意喚起:NFTコレクターを装ったユーザーによる詐欺サイトへの誘導にご注意

現在、NFT初心者を標的とした巧妙な詐欺・フィッシングが横行しています。 InstagramやTwitter等のSNSでフォロー外のユーザーから「あなたの作品をNFTとして購入したいから指定のNFTマーケットへ出品して欲しい」という旨のメッセージが届いた場合、詐欺サイトへの誘導を疑いましょう。特に初心者をターゲットに、作品の購入という名目で外部サービスへ誘導するステルスマーケティングや詐欺が多数報告されています。

作品を誉められたり、作品購入オファーを受けると、つい嬉しい気分になってしまいますが、そのようなアーティスト心理に巧妙につけこんだ詐欺は非常に多く横行しておりますのでご用心下さい。これらの詐欺サイトを通じてNFT出品を行うことで、登録時に法外な料金を強要されたり、最悪の場合ウォレットをハックされることに繋がります。

詐欺かどうか判別が難しい場合は、「Openseaに出品するので、良かったらOpenseaの方で購入してください」等とメッセージを送る形で正規のNFTマーケットプレイス上の作品購入ページへ案内しましょう。 本当に購入意思があるユーザーであれば、前向きに検討をして下さるはずです。

特に、下記サイトは当サービス利用者様より複数の報告が上がっているフィッシングサイトとなりますので、これらのサービスよりメッセージが届いた場合は十分警戒頂きますよう宜しくお願い申しげます。

報告が上がっているフィッシングサイト例
  • platinumbullnfts
  • VoguexFinance
  • VoguexFinancial
  • John Joseph Dowling
  • Global NFT
  • Open NFT Market

他にも、利用を検討しているサービスが詐欺サイトかどうか不安な場合や、より安全にNFTを始めるために出品・一括管理代行を検討したい、といったご希望をお持ちの場合は、下記フォームよりCryptolessNFTまでお問い合わせいただけますと幸いです。

今後とも、CryptolessNFT.comをご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。